国内3大ECモールのタオル市場規模は、昨年比112%で堅調に拡大！

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2023年2月時点)より、2022年11月～2023年1月のタオルジャンルは新年を迎えるにあたっての買い替え需要の追い風を受けて拡大トレンドとなっております。
当該時期の市場規模は2021年11〜2022年1月と比較して112%へ成長となり、市場が堅調に拡大となっています。

今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、底を打っての上昇傾向との結果となりました。

同時期の平均単価は1,802円で、前年同期比で117%となりました。これは、今治タオル工業組合の発表通り、綿糸現物相場にもある通り円安・素材高による値上げの影響や、低単価商品の売上が減少し高単価商品の売上構成比が増加する影響もあり平均単価の上昇が受け入れられています。

※出典：今治タオル工業組合
綿糸現物相場(2023年2月9日現在)

平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、上昇傾向との結果となりました。

当該ジャンルでは、日本一のタオル産地である今治市で生産されている、今治タオルで有名なメーカーA社が、前年同時期比で堅調に成長を継続しております。なお、買い替えシーズンの12月よりも猛暑となる7月の方が伸長率が高いです。

特にA社のフェイスタオルは、タオルジャンル全体の単価上昇260円の内、24円単価上昇に貢献しており、サブジャンルの単価上昇により売上構成比が増えていることから全体の価格上昇に貢献しています。

各モールを観察すると、Yahoo!ショッピングでは上位5社中4社が前年同時期比でマイナス成長が続き、その傾向は落ち着きを見せており、楽天市場とAmazonでは5社中3社がプラス成長となっております。


作成者
丸尾 拓也（Maruo Takuya, SMB Div.カスタマーサクセスUnit）
編集者
Nint Blog 編集長 加藤　洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit）


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