ECモールのソファ・ソファベッド市場規模は、昨年比135%で成長!
トピックス
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2023年3月時点)より、2022年12月~2023年2月のソファ・ソファベッドジャンルは拡大トレンドが継続しています。当該時期の市場規模は2021年12〜2022年2月と比較して135%へ成長となり、市場が急速に拡大しています。今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、上昇との結果となりました。
また、同時期の平均単価は22,044円と前年同時期比で102%と大きい変化はみられず、今後の平均単価の動向も推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると横ばいに推移するとの結果となりました。
当該ジャンルはコロナ禍でのすごもり需要を受け、2020年から2021年にかけ大きく成長し、大型ビーズクッションを主力とするA社は、3モールにおいて高いシェアを獲得している状況が続いています。
次に成長率の観点で当該期間の上位アイテムを見てみると、3万円〜5万円までのカウチソファが各社好調に推移している傾向がみられます。
いくつかのショップでカウチソファの商品ページを見てみると、サイズやカラーバリエーションを豊富にラインアップするショップも見られる為、強化商品として商品戦略を立てているショップ、メーカーが多い事が推察されます。
上記から当該ジャンルにおいて2023年3月の新生活商戦の2大キーワードは、引き続きビーズクッションとカウチソファと考える事ができそうです。
当該ジャンルをモール毎に見てみると、楽天市場とYahoo!ショッピングは上位アイテムやメーカーは似た傾向にありますが、成長率は楽天市場の方が高い結果となっています。
トップアイテムを見ると、上記に記載した通りA社の大型ビーズクッションとカウチソファが目立っている結果です。次に上位ショップの観点で見ると運営スキルの高いD2Cブランドショップが並んでいる事がわかり、いずれのショップも2桁台の成長率で好調に推移しております。
AmazonではA社のアイテムも含めクッション型のアイテムが上位を占めるのが特徴的です。
中でもオフラインでも知名度の高いB社のクッション型のアイテムが1万円台と値頃であり、トップアイテムとなっています。一方で成長率の観点で見ると、上記クッション型を主力とするメーカーよりも通常のソファやカウチソファを主力とするメーカーの方が当該期間の成長率は高くなっている事から、本年3月の新生活商戦は上記に記載したAmazonの動向とは少し違った結果となるかもしれません。
作成者
横山 玄(Yokoyama Gen, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)
隣接するジャンルとして、イス・チェアジャンルについても、以下の記事からご確認いただけます。
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・ビーズクッションとカウチソファが2023年3月の新生活商戦の2大キーワードと考えられる
・楽天市場とYahoo!ショッピングは上位アイテムやメーカーは似た傾向にあるが、成長率は楽天市場が高くなっている