ECモールのスカート市場規模は、108%で堅調に拡大！

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、2023年6月時点のNint推計データより、2023年2〜4月のスカートジャンルは当該時期の市場規模は2022年2月〜2022年4月と比較して108%となり、市場が堅調に拡大しております。今後の売上規模は推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは上昇傾向という結果となりました。

また、同時期の平均単価は4,314円と前年同時期比で124%と平均単価は上昇しています。今後の平均単価も推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると上昇傾向との結果となりました。

当該時期においては春物と初夏物の売上動向がポイントとなります。2022年10月〜12月の秋冬のデータを分析した時と同様に、売上上位商品はロングスカートが占めており、これは前年同時期と比較しても同様の傾向です。以上の事からECモールではシーズン問わずロングスカートが売れ筋という事がわかります。

ただロングスカートの中でも売上上位アイテムには変化が見られ、当該時期のTOP10アイテムはベージュとオフホワイトカラーの無地でシンプルなロングスカートが6アイテムランクインしています。前年同時期はマーメイドスカートやタイトスカートのデザイン系のスカートと、柄物が売上上位にランクインしていた事を考えると、当該時期にかけてトレンドが変化していると考えられます。

次に各モールの特徴を見ていきますが、今回は楽天市場にフォーカスして動向を見ていきます。

楽天市場では売上上位TOP10の内6アイテムが新商品（前年同時期に売上が0だったアイテム）で、当該時期の売上NO.1アイテムも新商品となっています。
長期間販売を行いレビューなどを溜め、カタログページのバリューを高める販売手法が有利とされるECですが、ジャンルや販売手法によって新商品でも売上上位にランクイン可能という事がわかります。
また当該時期の売上NO1アイテムの平均単価は6,000円となり、当該ジャンル全体の平均単価4,314円よりも約40%高く、単価の高い商品でも売上を伸ばす事が可能と考えられます。
こちらを販売するショップAは、ショップ全体売上も前年同期間比で2桁台の大幅成長をしている事から、ショップAの動向を確認する事で売上を伸ばすヒントがありそうです。


作成者
横山 玄（Yokoyama Gen, ERP Div.カスタマーサクセスUnit）
編集者
Nint Blog 編集長 加藤　洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit）



スカートジャンルの過去データの記事をご確認もいただけます。





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