ECモールの男性ズボン市場規模は、129%で急速に拡大!
トピックス
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、2023年6月時点のNint推計データより、2023年3〜5月の男性ズボンジャンルは当該時期の市場規模は2022年3月〜2022年5月と比較して129%となり、市場が拡大しております。今後の売上規模は推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは上昇傾向という結果となりました。
また、同時期の平均単価は4,748円と前年同時期比で110%とと平均単価は上昇しています。今後の平均単価の動向は推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると上昇傾向との結果となりました。
当該期間と以前、同Nintブログで分析した2022年9月〜2022年11月の売上規模と平均単価を比較してみると、売上規模は130%で伸長しており、平均単価は98%とほぼ横ばいに推移しています。上記2つの期間の比較から3モールにおいてメンズボトムスの売上規模は右肩上がりに推移している事がわかります。
当該期間においては、ロングパンツとショートパンツの大きく2つの分類が気になるポイントとなり、ジャンルが細分化可能なYahoo!ショッピングとAmazonで上記の動向を見てみると、前年同時期比でロングパンツが125%へ、ショートパンツが144%と伸長率ではショートパンツの方が高い結果となっています。
一方で売上規模の視点でみるとまだまだロングパンツの方が大きい為、ロングパンツで売上を安定させながら伸長傾向であるショートパンツの戦略をどう組み立てるかを求められると考えます。
次にメーカー動向を見てみると、TOP3メーカーはジーンズが代表的なA社とB社、チノパンとワークパンツが代表的なC社となっており、3社共に前年同時期比はプラスとなっています。ただこの3社の伸長率を比較して見てみると、C社よりもA・B社の方が高い為、当該期間においてはジーンズが好調だったと考えられます。
次に各モールの商品動向を見てみると、楽天市場では伸縮や接触冷感などの機能性を付加価値として加えた¥2,000〜¥3,000のチノパンが上位に多い事がわかります。そしてこの傾向は楽天市場だけではなく、Yahoo!ショッピングとAmazonでも似た傾向が見られます。
当該ジャンルの平均単価は4,748円となりますが、上記のメーカー動向で記載した3社を中心に知名度の高いブランドが平均単価を上げていて、実態は2,000円〜3,000円のアイテムが売れているという事がわかります。
作成者
横山 玄(Yokoyama Gen, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)
男性のズボンジャンルの過去データ記事は以下からご確認いただけます。
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・ロングパンツとショートパンツともに売上拡大傾向
・伸縮や接触冷感などの機能性を訴求したチノパンが人気