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マスクはいつが買い時?今後は原価割れ価格が主流の予感!

#ECデータ

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でマスクの需要が高まり、高額なマスク転売が注目されたことで、日本政府が3月10日にマスク転売防止のための法案を閣議決定したことは、まだ記憶に新しいかと思います。

今回は楽天市場で5月26日時点で販売されていたマスク50枚の商品を、Nintのデータを見ながらご紹介したいと思います。

【データ抽出方法】
* 対象モール:楽天市場
* 対象商品:「マスク 50枚」を商品名に含む商品
* 商品数:179商品
* データ期間:2020年4月1日〜5月26日

【目次】
▼楽天市場のマスクはほぼ中国製
▼最高価格は中国製で5,980円、日本製で8,250円
▼「原価マスク」の登場が価格下落に大きく影響か
▼まとめ

楽天市場のマスクはほぼ中国製


経済産業省の呼びかけによりシャープやその他複数の企業が3月中旬以降からマスク生産を開始し、またそれ以外にも自発的にマスクを製造する日本企業が出てきてはいるものの、5月現在の楽天市場で販売されるマスクのほとんどが中国製のものとなっており、日本製の流通はわずか1.7%となっていました。

最高価格は中国製で5,980円、日本製で8,250円


楽天市場で販売されている日本製の50枚入りマスクは3商品あり、平均価格は7,010円となっており、最安価格と最高価格はそれぞれ7,300円、8,250円でした。これに対して、4月から徐々にEC市場に出回った中国製マスクは、5月26日時点での最安価格は899円、最高価格は5,980円となっていました。

また、去年5月の楽天市場のジャンル「大人用マスク」で売上TOP100入りしていた商品のうち、50枚入りマスクの27商品の平均価格は586円となっていました。

「原価マスク」の登場が価格下落に大きく影響か!?

楽天市場における50枚入りマスクTOP10の価格推移

4月27日、50枚入り価格2,176円の「原価マスク」が販売されたことを皮切りに、楽天市場内でも徐々に価格が下落、そして今月22日には50枚入り価格980円の「常識価格マスク」が販売開始されました。去年5月の50枚入りマスク販売平均価格586円と比較すると、まだ高値が継続している状態ではありますが、直近の動向から、昨年水準に価格が落ち着く日は遠くないと言えそうです。

まとめ

マスクの価格下落が予測されることも合わせ、これまで高騰していた新型コロナウイルス対策や巣籠もり消費で販売が伸長している商品に関しても、生産体制が整ってくる商品から価格が通常の状態に戻ることが予測されます。また、生活スタイルが大きく変化している中でも、先日の緊急事態宣言の解除もなどあり、少しづつ通常の状態へ戻りながらも、「第2波」が予測されています。

ECショップとしては、新型コロナウイルス対策グッズや巣籠もり消費に合わせた仕入れルートの確保しながら、自社の強味を活かした商品ラインナップを計画しておくことが、重要となりそうです。


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