ECモールのレディース Tシャツ・カットソー市場規模は、昨年比103%で横ばい
【目次】
1. レディース Tシャツ・カットソー市場の売上と平均単価の動向
2. 初夏物(半袖)の売上動向と商品特徴
3. 売上上位ショップの動向
1. レディース Tシャツ・カットソー市場の売上と平均単価の動向
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、2023年5月時点のNint推計データより、2023年2〜4月のレディース Tシャツ・カットソージャンルは当該時期の市場規模は2022年2月〜2022年4月と比較して103%と横ばいになりました。今後の売上規模も推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは横ばいという結果となりました。また、同時期の平均単価は2,863円と前年同時期比で124%へと平均単価は上昇しています。今後の平均単価の動向も推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると上昇との結果となりました。
2. 初夏物(半袖)の売上動向と商品特徴
当該時期においては春物と初夏物(半袖)の売上動向がポイントとなり、3モールを合算した売上上位TOP10商品の内、4商品が初夏物(半袖)となっていました。また、売上上位TOP100商品を見てみても約4割の商品が初夏物(半袖)となっています。前年同時期ではTOP10で1商品、TOP100で約3割であった為、初夏物(半袖)の動き出しが前年同時期と比べて早い結果となります。当該時期の売上上位商品の特徴は、袖や素材にデザイン性がある商品とボーダー柄となっており、前年同時期と比較して無地の商品が当該時期においては少ない結果となります。
3. 売上上位ショップの動向
売上上位TOP10のショップを見てみると、引き続きEC専業ショップが上位に並びます。NO.1ショップであるA店は2桁台の大幅成長となっていますが、TOP10ショップの内6ショップが前年割れになっており、好不調の差は激しい結果となりました。楽天市場を深堀りして見ていくと、上記に記載したショップA店が好調で、同一商品のまとめ買いクーポンを駆使して大幅成長となっています。ショップA店を除いた売上上位ショップもクーポンを活用した販促が一般的になっている為、今後、楽天市場にて売上上位に入る為にはクーポンの活用を想定した商品上代設定かクーポン販促費の確保の必要がありそうです。
作成者
横山 玄(Yokoyama Gen, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)
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