国内3大ECモールの猫用品市場規模は、昨年比136%で急速に拡大！

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2023年2月時点)より、2022年11月～2023年1月の猫用品ジャンルは、猫ちゃんへの健康需要の追い風を受けて拡大トレンドが継続しています。
当該時期の市場規模は2021年11月〜2022年1月と比較して136%へ成長となり、市場が急速に拡大しています。今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、横ばい傾向との結果となりました。

また、同時期の平均単価は2,445円と前年同時期比で132%へ成長となっており、昨今の各社の値上げもさることながら、猫ちゃんの健康寿命が延びていることに伴って、飼育環境の改善や食事でのケアを厚くするという傾向もあり、平均単価の上昇が受け入れられています。
今後の平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、高止まりとの結果となりました。

当該ジャンルでは、首位を走るA社は、楽天市場のキャットフードジャンル（療法食を除く）において、前年同時期比で大幅なプラス成長を継続しています。一方、同モールの療法食ジャンルにおいては、B社がA社の成長率を上回る速度で売上を伸ばしています。

コロナ禍において、長らく輸入製品の物流で苦戦していた外資系メーカーが、供給能力を回復させてきていることでジャンル全体の成長をリードしていると考えられます。

また、A社の楽天市場のキャットフード(療法食除く)ジャンルは、猫用品ジャンル全体の単価上昇587円のうち、58円の単価上昇に貢献しており、ジャンル全体の単価上昇を牽引しています。
その背景には、コロナ禍で既存製品をリニューアルし新発売した、体重管理用フードといった猫ちゃんの健康需要を背景にした商品の売上が伸長したことや、全体的なまとめ買い傾向が促進されたことが貢献したと言えそうです。


作成者
花野 友美（Hanano Tomomi, ERP Div.カスタマーサクセスUnit）
編集者
Nint Blog 編集長 加藤　洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit）



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