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国内3大ECモールのカーナビ市場規模は、昨年比112%で堅調に拡大!




トピックス
・カーナビ市場は外出規制緩和の追い風や半導体不足の解消を受け拡大トレンド

・半導体供給安定により高単価商品が値下げされた結果、高単価商品の売上が拡大

・主要メーカーによる新商品の投入も売上拡大の要因となった


Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2023年1月時点)より、2022年10~12月のカーナビジャンルは外出規制緩和の追い風や半導体不足の解消を受け拡大トレンドとなっております。
当該時期の市場規模は2021年10〜12月と比較して112%へ成長となり、市場が堅調に拡大となっています。
背景として半導体の供給が安定してきていることで、コロナ渦で買い控えされていた消費者による買い替え需要に供給が追い付いてきたことと、主要メーカーによる新商品の投入が相次いでいることが考えられます。
今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、上昇との結果となりました。



また、同時期の平均単価は8,931円で、前年同期比で114%と、半導体供給安定により高単価商品が値下げされた結果、高単価商品の売上が拡大し平均単価の上昇に繋がっております。


各モールを観察すると、

Amazonではメーカー社が2022年11月及び12月の売上がB社と切迫しており、首位攻防戦を繰り広げているものの、前年時期比で比較するとA社のほうが70%以上の成長率を記録しており勢いがある状況となっております。背景としてA社は2022年9月以降を目途に「カーナビ本体」の売上が伸長していることが挙げられます。

楽天市場では2022年4月以降に入り、市場全体のカーナビ・カーエレクトロニクスの売上が各社横ばい傾向となっている中、A社の「ドライブレコーダー」が4月以降好調となり他社の追随を許さない状況が年末まで続いております。

Yahoo!ショッピングでは上記のA社・B社・C社において三つ巴の状態となっており、熾烈な首位争いが続くのか注目です。

今後、春を迎えるにあたり引っ越しシーズンや新生活などが寄与しカーナビ本体のジャンルは更に売上拡大のチャンスを迎えるため、ECモールにおける各メーカーの動向から目が離せません。


作成者
水村 純(Mizumura Jun, ERP Div.セールスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)


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