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FBAとは?|Amazonでの出店方法・手数料・メリット徹底解説

#ECモール運営ノウハウ

日本では、多くの方がネットショッピングをする際にAmazonや楽天を利用しています。これからAmazonへの出店を考えている人には、ネットショッピングの運営が効率化できる「FBA」がおすすめです。
この記事では、FBAでできる事、利用する際の流れ、手数料などを紹介します。FBAの活用法を理解し、さらなる売り上げの向上に役立てて頂ければ幸いです。

この記事を読むと分かる事

この記事では、アマゾンのフルフィルメントサービスである、FBAについて解説しています。この記事では、FBAで実現できること、FBAのメリット・デメリット、FBAに必要な手数料などについて説明させて頂きます。ひと通り読み終わりますとFBAを始める方法が理解頂けるようになります。

この記事の信用性と想定読者像

ECデータサービスを提供する株式会社Nintに所属し、以前は国内大手ECモールで約5年ほどECコンサルタントとして従事した者が記事の監修をしております。Eコマースの現場担当者や管理職の方に役立つ記事を想定して執筆しております。

FBAとは?

FBAは、「Fulfillment(フルフィルメント) by Amazon」の略で、アマゾンが出店者向けに提供しているサービスです。インターネットショッピングの取引で必要とされる様々な対応をAmazonが代行してくれます。

FBAでできる事

FBAでは以下のサービスを代行し、スムーズなインターネットショップ運営を可能にしてくれます。主な代行サービスは以下のとおりです。

・Amazon倉庫内における在庫管理
・Amazon商品としての販売
・受注取引
・商品梱包
・発送業務
・返品対応
・クレーム対応

FBA利用者がやるべき事

FBA利用者がやるべき事は、Amazonで販売する商品を登録し、Amazonの倉庫に納品することだけです。商品の登録が完了すると納品書やバーコードが発行され、商品にバーコードを貼る必要がありますが、この作業も委託できます。

FBAのメリット

FBAを利用するメリットは以下のとおりです。

商品が売れやすい

FBAを利用すると、販売者がAmazonとなるため、ユーザーが安心して購入できるため、商品が売れやすくなります。販売する商品はPrime対応となり送料が無料となることも、商品が売れやすくなる理由です。
また、購入後の配送が即日対応であったり、Amazonの段ボールで綺麗に梱包されていたりするなどで顧客満足度も上がります。

高価格でも売れる

FBAに登録すると送料が無料になるため、商品が多少高価格に設定しても売れます。同様の商品が安く出品されていても、送料を含めた価格で表示されると、FBAで登録された商品の方が安くなるためです。
Amazon商品であるという安心感があるため、少し高めの価格でもFBAの商品を選択するユーザーが多いです。

決済方法の選択肢が多い

FBAを利用した場合は、決済方法の選択肢が多くなります。個人で出店した場合は、クレジットカードのみの対応が一般的ですが、FBAを利用した場合は、代引き・コンビニ決済など、決済方法の選択肢を増やせるため、ユーザーの多様なニーズに応えられます。

商品を倉庫に送るだけで、運営作業はおまかせ

商品を倉庫に送るだけで、運営作業は、すべてAmazonに任せられます。FBA利用者が行うのは、商品登録・商品へのバーコードシール貼り付け・倉庫への発送のみです。ただしAmazon倉庫内の在庫数の確認と商品の補填には気をつけましょう。

海外向けの配送サービスがある

FBAには海外向けの配送サービスもあり、越境ECにも対応しています。海外向けの配送サービスも追加手数料なしで利用でき、通関などでの必要な手続きも代行してくれます。

FBAのデメリット

FBAを利用するデメリットは以下のとおりです。

手数料が高い

FBAの月額登録料は、4,900円です。これに「販売手数料」「在庫保管手数料」や「配送代行手数料」などが、商品の販売確定時に加算されます。商品を自分に返送してもらったり、廃棄処分してもらったりする場合にも手数料が発生します。Amazonに多くの作業を委託できる分、費用はかかります。

商品のチェックができない

商品が手元にないため、商品の不具合や故障のチェックができません。ユーザーからの問い合わせに答えられず、クレームの原因になる可能性もあります。予期せぬ事態に対応するために商品の写真を撮影しておく、商品のサンプルを手元に置いておくなどの準備をしておく方がよいでしょう。

出荷前のラベル貼りが面倒

商品の出荷前に行うラベル貼りの作業が面倒です。商品すべてにバーコードを貼る必要があります。商品数が多いと、この作業だけでもかなりの手間ですが、混合在庫という無料サービスを利用すれば、ラベル貼りをFBAに依頼できます。
ただし、混合在庫は、出店者ごとの管理をしてくれないため、他の出店者の商品と混同する恐れがある事を踏まえておく必要があります。

Amazon利用に必要な手数料

Amazonを利用する際に必要な手数料を紹介します。これは、FBAの利用に関係なく必ずかかる費用です。

大口出品と小口出品

Amazonでは商品の登録を行う際に、大口出品・小口出品の選択をします。

大口出品

大口出品には、登録料が4,900円/月かかります。Amazonで販売されていない商品やオリジナルの商品が販売可能です。出品数も無制限で、販売データの分析レポートの利用が可能となります。

小口出品

小口出品には、月額の登録料はかかりません。商品の販売が確定した際に1点につき100円の基本成約料がかかります。月に50個以上販売できる場合は大口出品の方が安くなります。しかし、すでにAmazonで扱われている商品しか出品できません。

販売手数料

販売成約時にかかる販売手数料は、商品のカテゴリによって変わります。販売手数料は、商品代金の総額に規定の割合をかけて算出されます。細かいカテゴリ分けがされているので、出店前にはよく確認しておく必要があるでしょう。

参考:Amazon出品(出店)サービス – 料金プラン – Amazon.co.jp

カテゴリ成約料

商品の販売が確定した際、メディア製品にはカテゴリ成約料が加算されます。メディア系商品の価格を設定する際には気をつけましょう。

書籍80円
ミュージック140円
DVD140円
ビデオ(VHS)140円

参考:Amazon出品(出店)サービス – 料金プラン – Amazon.co.jp

FBAに必要な手数料

FBAを利用する際に必要な手数料を紹介します。

配送代行手数料

配送代行手数料は、販売の成立とともにかかる手数料で、配送料も含まれています。商品の寸法や重量などで料金が変わります。Amazonサイト内にFBA料金シミュレーターがあり試算できます。

在庫保管手数料

FBAでは商品を在庫で管理のための手数料がかかります。出荷が可能な状態にある商品のサイズを基に日割り計算で算出します。

サイズ1月〜9月10月〜12月
小型・標準5,070円9,000円
大型4,290円7,615

※(上記価格 × 商品サイズ × 保管日数)で算出
参考:Amazon出品(出店)サービス – 料金プラン – Amazon.co.jp

FBA利用の流れ

実際にFBAを利用する際の流れについて紹介します。

1.商品をAmazonに登録・納品する

まず商品の登録を行います。Amazonのセラーセントラルに示された手順に従って進めば、オンラインで登録できます。商品登録が完了後に、ラベルを印刷し、登録済の商品にラベルを貼り、Amazon倉庫に納品します。

2.商品をAmazonに出品開始する

倉庫に商品が到着次第、Amazonでの出品が開始されます。Amazonサイト上で販売の開始はメールにて通知されます。

3.売れるまでAmazonが商品を保管する

商品は売れるまで、Amazonの倉庫内で管理されます。Amazonの倉庫は24時間体制で365日稼働しています。倉庫内はシステム管理されており、いつでもスピーディに対応が可能です。

4.購入者が商品を注文する

購入者がAmazonで商品を選定、注文をします。商品の販売が確定したら、商品の発送準備が始まります。

5.Amazonが商品を梱包する

商品の取引が成立したら、Amazonによる梱包が行われます。

6.Amazonが商品を発送する

Amazonが購入者宛てに商品を発送します。発送した商品に不具合や返品が生じた際には、カスタマーサービスを通じてAmazonが対応します。

まとめ

FBAは、商品の在庫管理・販売・受注取引・発送などを代行でしてくれるAmazonのサービスです。Amazonが販売する商品として扱われるため、購入者の安心感と信頼性が得られます。

AmazonFBAへの参入に参考となるデータを株式会社Nintが提供しております。下記のリンクから資料をダウンロード頂きAmazon参入への参考にして頂ければと思います。

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