ECモールの水・炭酸水市場規模は、142%で急速に拡大！

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2023年1月時点)より、2022年10月～12月の水・炭酸水ジャンルはラベルレスボトル需要の追い風を受けて拡大トレンドが継続しています。当該時期の市場規模は2021年10〜12月と比較して142%となり、市場が急速に拡大しています。


今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばいの結果となりました。

また、同時期の平均単価は2,013円と前年同時期比で103%と横ばいです。その背景には、値上げラッシュにより単価上昇が著しい商品が増えた一方、低価格の新商品を出したメーカーが急激に売れ行きを伸ばしシェア拡大を実現したという2つの側面があったことがわかっています。
今後の平均単価についても、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて横ばいとの結果となりました。


当該ジャンルでは、2021年10〜12月には2位だったA社が、前年同期比で160%を超える大幅な成長を遂げ、2022年同期間には首位に立ちました。特に、同社の炭酸水ジャンルは、Amazonにおいてジャンル全体の単価上昇50円の内、20円以上の単価上昇に貢献しています。主力品であるAmazon限定のラベルレスボトル商品が、200円以上値上げをしたにも関わらずモールのセールにうまく乗り売上を伸ばしたことが大きな要因となりました。 A社に限らず、2022年10〜12月のAmazonにおける当該ジャンルTop5アイテムはすべてラベルレスボトル商品となっており、市場の成長を牽引するキーファクターとなっていると言えます。

また、前年10位であったB社が、3モールすべてにおいて前年同期比で200%以上の成長を見せ、当該期間においては全体で4位まで大幅にランクアップしました。低価格のミネラルウォーターをラベルレスボトルで2022年に新発売し、昨今の値上げラッシュと相反する動きを取ったことで大きくシェアを伸ばしました。


作成者
花野 友美（Hanano Tomomi, ERP Div.カスタマーサクセスUnit）
編集者
Nint Blog 編集長 加藤洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit）


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