ECモールのメンズ Tシャツ・カットソー市場規模は、96%へ縮小!
トピックス
楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、2023年5月時点のNint推計データより、2023年2〜4月のメンズ Tシャツ・カットソージャンルの市場規模は前年同時期比96%と市場が縮小しております。今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばいとの結果となりました。
また、同時期の平均単価は2,597円と前年同時期比で112%と上昇しております。世間的な原価の高騰も1要因ですが、ファッションジャンルにおいて勝ちパターンとなっている値引きやクーポン前提での価格決定も背景にあるのかもしれません。平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、上昇との結果となりました。
当該ジャンルでは、アメリカに拠点を置く主に下着、インナーウェア、アクティブウェア、スポーツウェアなどの製品を提供しているA社が、引き続きトップシェアで独走しております。
各モールを観察すると、Amazonは3モールで唯一プラス成長を続けており、無地の定番アイテムに加工サービスを組み合わせる事が可能なB社が市場規模こそ上述のA社に及ばないものの、市場規模を大きく拡大し売上伸長額では他社の追随を許しません。
楽天市場ではTOP20メーカーの7割(14社)が前年同時期比で縮小しており、特に上述のA社、B社の売上減少が全体の4割と大きく引き下げています。この2社の主力商品を見てみると無地Tシャツがけん引しており定期購買に向いているAmazonを優遇する方向転換が行われた可能性もあります。
Yahoo!ショッピングでは楽天市場ほどではないものの前年同時期比で縮小しております。その中でシャツジャンルでも好調でしたファッションECでは圧倒的NO.1のC社は前年同時期比191%と規模を拡大しております Yahoo!ショッピング 以上の様に各モールの特性が出た結果となり、今後の夏物商戦の動向から目が離せません。
作成者
小西 雅之(Konishi Masayuki, SMB Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)
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